撮影機材などなど

2020年2月8日更新:いろいろと環境が変わってきたので、書き直し中。

撮影に必要な機材

主に、星雲なんかを撮りたい。という前提で話していきます。

デジタルカメラ

  • ニコンD810A:以前はD750を使っていたが、810Aに乗り換えました。やっぱり専用機って心躍る名前じゃない?(笑
  • Z6:D750とレンズ2本を生け贄にして購入した新人。今はまだ赤道儀に載せず、固定撮影係(タイムプラス的なヤツね)レンズはセットのNIKKOR Z 24-70mm f/4 Sを使用。
  • レンズ:広角、単焦点、望遠。こちらは日中のスナップショット用に使っているのを流用。超広角だけは星専用かなぁ。
    • AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G:単焦点は使いやすいですよ。星専用で準備するなら35mm位の方が使い勝手は良いのかもしれません。
    • AF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VR:小型の赤道儀ではこれが限界かもしれない。というか、200mm~300mm位って実は良い焦点距離だと思う。まぁ、私はあんまり使わないですけど。(ぇ
    • AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR:D750を買ったときに付いてきたセットレンズ。今は手放しました。スナップならこれ一本でなんとかなるとても優秀なレンズ。さすが小三元の一本。
    • 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE:流星群を多重露出にしたくて購入したレンズ。レンズの端まで素人が使うには十分な点像が得られると思います。たぶん。
    • ミラーレンズ500mm F6.3 DX:これには、x2のテレコンも使用することがある。ただ、ピント合わせが難しすぎて、満足する写真が撮れた試しがない・・・。単体500mmなら実用範囲内。と使い始めは思ってましたが、赤道儀をポラリスからEQ5 GOTOに変えたら案外使えました。”案外”ね。成功率低いのは変わらないけど。趣味装備ですな(笑

カメラ用リモートコントローラー

正規品はリモートコードMC-36Aだけど、Amazonなんかで売ってる、コピー商品でも、案外使える。

赤道儀

  • ポラリエ:簡易赤道儀と呼ばれてるヤツ。最近はポラリエUとやらが発売した様子。とにかく手軽なので、100mm暗いまでのお手軽撮影にはこいつで十分。現在はEQ5GOTO赤道儀をメインで使っているので、こいつを使うのは、流星群の時に広角レンズのサブカメラを載せる時くらいか。そういえば、携帯をpixel4に変えたから、こいつにセットするのも面白そうだな。。。。
  • Sky-Watcher EQ5 GOTO:赤道儀の中ではではぶっちぎりで安い赤道儀。主に入門用。三脚もセットなので、これ一つで準備が整う。基本的な機能は全部入ってるので、搭載容量に余裕を持って、適度な焦点距離で撮影すれば十分(そりゃそうだ)使い始めた頃は、安定せず、成功率5割ほどでしたが、ギアグリスを塗り替えたり、ギアの遊びを調節したりしたところ、現在は8割くらいの成功率に上がってきたので暫く此奴を使おうかと思ってるところ。

微動雲台

  • SMH-250:ポラリエをメインで使っていたときは、kyoeiオリジナル低重心ガイドマウントの上にのせて、極軸合わせをしてました。今は、赤道儀に調整ネジが付いてるので、微動雲台は必要ないのですが、たまにポラリエを使ったりするので、持ち運びに便利なSMH-250を購入してこっちをセットで持ち歩いてますね。条件によっては、望遠鏡に付属させるオートガイダーの調整のために使ったりもします。

極軸合わせ

  • ポーラーマスター:EQ5GOTOの極軸合わせがめんどくさそうだったので、購入。PCと接続する必要はありますが、極軸あわせの手間と時間が大幅に縮まるので使わない手は無い。

鏡筒

  • SD103S:反射望遠鏡に比べ、管理のしやすい屈折望遠鏡をチョイス。レンズ径は大小あるが、値段も比例するので財布と相談しながら選ばないといけない。 私の選択理由は星雲なんかを撮りたいので端の方まで均等な像が結べるのがいいなと考え得ていたら、純正のレデューサーセットがあるので、この鏡筒にしました。まだ中の人の技量が機材に負けてますが、かなりの年数をコイツで遊べそうなので初期投資としては満足してます。

アイピース

  • Vixen 天体望遠鏡 LV8-24mm:カメラを鏡筒に接続する場合は絶対に必要になるものではありませんが、コリメート法撮影や、目視をしたい場合は必要になるのが、アイピース。何本かそろえるといいんでしょうけど、めんどくさい私にぴったりのものがあったので、チョイス。

オートガイダー

  • QHYCCD オートガイダーQHY5L-IIM:ステラショットを使っているので、対応のガイダーじゃないといけない、と言う理由だけで選びました。後は値段?特に不便なく使っています。SD103鏡筒が600mm前後の焦点距離で、ガイダーは100mm位の焦点距離のやつをセットしてます。露出時間が120秒とかなってくると、オートガイダーが無いとブレが大きくなるので成功率が全然違います。30秒くらいの露出だと特に必要ないかなぁと。

外部バッテリー

  • suaoki 改良版 ポータブル電源 大容量120000mAh /400Wh:いろいろと悩んだんですが、コイツに決めました。赤道儀、PC、レンズヒーター2本、デジカメ(コード付きバッテリー)の電源供給しながらであれば、5時間ほどは十分持ってくれます。ただ、外気温が0度近くだと持たない可能性が高いです。ヒーターや、PCなどと赤道儀を別々の電源にすればいいんでしょうけど、まとめてこれでやってます。
  • リーフ:まぁ、番外編ですねw というか、電気自動車のくせに1500W外部出力コネクタとか付いてないので、結局120wのシガーソケットからしか電源とれないので、効率悪いったらありゃしない。これよりも、トヨタ車で1500W外部出力コネクタをオプションできる車の方がよっぽど有用です。

撮影を楽にする雑貨

  • 天体観測用ライト SG-L01:撮影現場の明かりはなるべくともしたくないけど、暗いと何も見えないというジレンマを解消してくれるヘッドマウントライト。
  • Aquila レンズヒーターEH:夏でも冬でも夜半を過ぎてくると、気がつかないうちに結露してしまうので、これが無いとボケボケの写真ができあがる。
  • Vixen 天体望遠鏡 レンズヒーター360II:こちらのヒーターの方が使いやすい感じがしたので、鏡筒にはこれを使ってます。Aquilaはサブカメラ用かな。
  • Lee Polyster soft filter set:今は販売されていないようですが、星をぼかして、キラキラと輝いてるようにするためのソフトフィルター。他にも沢山で照るので、好きなものを使うと良いかと。
  • フィルターホルダー:上記フィルターはレンズに直接ねじ込むタイプではない角形100mmなので、各レンズに取り付けられるようにするマウント。これがあれば、一枚のフィルターをレンズ径の違うレンズでも使用できる。

画像加工に関する道具類

何のことだ?と思う方も多いでしょう。というか、私もそう思ってた。撮った写真を見栄え良くするために「ダーク補正」やら「フラット補正」ってのを行うことが多いらしい。というか、それをすると大分違う。特に「フラット補正」は周辺減光を簡単に調節できるのが嬉しい(ステライメージを使ったら、の話)。そこで加工に使うフラット写真を撮るための道具が必要になる。

フラットフレームを撮影するときの条件

  • カメラ+レンズ、の組み合わせで一度撮っておけば、使い回しが出来る。
  • ISOは最低の値で撮ってあればいい。
  • 写真全体がフラットな一色であること。

ただし、上記条件では正確にはフラットにならない。上記の条件で準備したフラットフレームを使って補正できるのは、機器が持っている初期値を補正する、と考えてほしい。というのは、毎回撮影条件が違うから。なので、補正を完璧にしたければ、現地で撮影の合間にフラットフレームを毎回撮影するのが良いだろう。たぶん。

道具を使わずにフラットフレームを撮影する方法。

  • もうすぐ雨が降るか程度の曇り空に向けて、ピントぼけした状態で撮るとほぼフラットな画像が撮れます。私はしたことがないのでなんとも言えないんですがね。。。これを通称「曇天フラット」と言うそうな。
  • 均一に光が当たっている、白い壁をピンボケで撮る。「壁フラット」

上記の方法でフラットフレームが撮れるのかをまず実験してみるのが良いかと思います。なんせ元手がタダですし。それでも無理なら以下のステップにどうぞ。

道具を使うフラットフレーム撮影。

  • レンズに白いビニールやトレーシングペーパーをシワが無いように被せ、日の出頃に東の空を撮る。「薄暮フラット」
  • 均一に光るELパネルを撮る。「ELフラット」
  • ELパネルの代わりにPCの液晶ディスプレイを撮る。「液晶パネルフラット」
  • 対象天体の近くで、星しかない or 星が少ない領域を撮影後、画像処理で星を消去しフラットフレームとして用いる「ご近所フラット」

最後に上げた「ご近所フラット」は画像処理に造形が深ければソフトで簡単にできるようですが、それ以外の方はまず無理なので、それ以外の参つを考えてみたらどうでしょうか。ELパネルも明りにムラがある製品を使うとフラットにならないので、ある程度の品質を(値段を)見極めないと意味が無いです。

さて、ココまででフラットフレームをほぼ撮れると思うんですが、超広角レンズ(私が使っているのは、15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE)のフラットフレームを作ろうとすると、話が難しくなります。
と言うのも超広角故の問題が出てきます。

  • 曇天フラット、壁フラット、ELフラット、液晶フラットなどでは広角故に風景が映り込む。
  • 薄暮フラットを撮るためのシワのない覆いを作るのがめちゃくちゃ大変。
  • ご近所フラット、ぇ?何それ?おいしいの?

と言う具合でフラットフレームが作れません。そこで頭を悩ませる事になるんですが、原点に返れば簡単でした。

そもそもフラットフレームとは?

詳しい話を書くと付け焼き刃だとばれるので割愛しますが、レンズの真ん中から端まで均等にほぼまっすぐな光線が入ってきた状態でのレンズ特性およびCMOSの感度を測っている(ってことだよね。。。)のだから、簡単な積分球を作れば解決しますね。

積分球の制作(ここがメインコンテンツ)

実際に、積分球を自作している方々も居るようですので、この方向で突っ走ることにします

  • 使用しているレンズの最も大きなレンズ径(この場合はレンズ全体の端から端まで。Φ77レンズならおおよそ80くらいかな。)を大まかに測っておく。私の場合は100mmだった。
  • 積分球の観測穴は積分球の半径の1/2~1/3位以下にした方がいい。

ということで、半径30cmの発泡スチロール半球を東急ハンズの通販で二つ購入。(この場合は内径が30cmではなく、外径)45cmにしようかと思ったが置く場所を考えたら小さい方が良いかと。まぁ制作失敗したら大きいのにするつもりですが。

二つを仮止めしてみた。友人曰く、デススターだな。と。
次は、レンズを差し込む穴を開けます。頂点付近にブスッと基準点を取り、グルッと円を描いて、スチロールカッターで切り抜きます。

糸で円をマークしてから切りましたが、ソコソコ上手くいったと思います。初めてにしては・・・

次に光源用の穴を開けます。
この光源ですが、レンズ差し込み穴から入れて内側にペタッと貼り付けても良いのですが、そうなると光源がLEDになります。気にしない方はそれでいいと思いますが、私は光スペクトルが偏るのがどうなのか判断付かなかったので、通常の豆電球で作りました。そうすると、レンズ穴から差し込んで、と言うのが厳しいのでおおよそレンズ穴から大凡45度の角度に光源の穴を開けました。上の写真左下にあるのがその穴ですね。

光源はマグライトを使います。ライトのカバーを外してしまえば良い感じに光が広がるので使いやすいかと。

ここまで出来たら、二つの半球を併せて、光源をつけて、レンズを差し込んで、パシャリ。で終わり・・・・・・のはずだったのですが、そうは問屋が卸してくれませんでした。撮れた写真は以下の通り

見ての通り、半球を併せた所にスジが入ってしまっている。これではいけないと言うことで、真面目に内装を塗りまして(アサヒペンのクリエイティブカラースプレーつや消しマットホワイト)半球同士をノリとパテで隙間無く埋めて再チャレンジ。

そして結果がこちら。

大分良い感じになったが、まだリングが見える。この辺で妥協しても良いのだけど、なんだか気持ちが悪いのでもうちょっと工夫してみる。

おそらく、外からの光が透けてるので透過率の差がある接着面に明暗が出来るのだろうと予想し、外からの光が入りにくいように、外を黒に着色することにした。

台座を簡単にくっつけて、、、レンズ穴の付近は厳密に黒くする必要は無いので、、、

光源の穴の中から黒のスプレーが入らないように注意しようね。

ということで、真っ黒のデススターが完成。

ものすっっごくチャチだけどこれで役目は果たすはず。と意気込んで実験。。。

出来ました。ほぼ接合部のリングが出てません。フラットフレームの完成です。

これを見ればよくわかると思いますが、写真の端に行くほど黒く(周辺減光)なってる様子が。これを補正すれば、きれいな写真になるだろうなと言うのも感覚的に解るかとおもいます。

徒然なるままに書いた駄文日記