「地位でもって礼を強要し、他者を踏みにじることになれた者の末路は昇紘の例を見るまでもなく明らかだろう。
そしてまた、踏みにじられることを受け入れた人々が辿る道も明らかなように思われる。
人は誰の奴隷でもない。そんなことのために生まれるのじゃない。
他者に虐げられても屈することのない心、災厄に襲われても挫けることのない心。
不正があれば糺すことを恐れず、豺虎(けだもの)に媚びず、----私は慶の民にそんな不羈の民になって欲しい。
己という領地を治める唯一無二の主君に。・・・(後略)」

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